こちらのニュースにも出ているが、昨日の深夜、日本テレビの「ドキュメント’04」という番組で
西宮冷蔵という会社の執念の復活を報じていた。関西では4月に放映されていたらしい。

そもそも「西宮冷蔵」という社名さえ記憶に無い人も既に多いのではないだろうか。「雪印食品牛肉偽装事件」で、大口取引先である雪印食品を告発したせいで取引業者から総スカンに遭い、廃業にまで追い込まれた会社である。

私も正直言って、記憶から消えかかっていた。しかしその後、社長一家や従業員の方々がどのようなつらい目に遭って来たかと思うと、安易に感動するのは失礼とは思いながらも胸が熱くなった。

「内部告発」の問題は、現在の三菱自動車事件にも関連するのだろうが、ここではその事に関しての細かいコメントは控えたい。
それよりも特筆すべきは、西宮冷蔵の水谷社長の男の生き様である。ほぼホームレス(失礼!)同然になりながらも、決して会社再建をあきらめず、とうとうその第一歩を踏み出した点などは、私のような人間からは驚愕に値する。

あまり上っ面の言葉だけでは、却って自分が恥ずかしくなる。
ただ一言。「がんばれ!水谷社長!」