今日は、コンバインド(ノルディック複合)の選手のトレーニング指導を。
この選手はジャンプはまあまあなのだが、
(先週、白馬で行われた記録会ではジャンプでトップ。
 しかしその後、ジャンプでのアドバンテージを生かせず、
 7人に抜かれ、結局8位。)
ランが弱いので、その辺りを重点的に。


と言っても、単にヒイヒイ言わせれば良いというものでも無いので、
本人が風邪気味という事もあり、
この日のメインテーマは、「身体の中心感覚」。
本当は、時期的には少し持久力を追い込みたかったのだが、仕方がない。
風邪は、一旦引いてしまうと、
たとえ症状は治まっても、体内の状態が平常状態に完全に戻るのに1ヶ月は掛かる。
持久系選手がこの10〜11月に風邪を引くのは、極力避けなければならない。


さて、「中心感覚」の話に戻るが、
イメージ的には、陸上の棒高跳びを思う浮かべてもらうと良いだろうか?


棒高跳びは、もちろん私もやったことは無いが、
地球に(出来れば中心に向って)対して、
最終的には(途中、しなりはするが)まっすぐな圧を加えたいはずである。
あれは用具を使うから、そのようになるのであって、
自分の身体を用いる競技は、その棒に相当する部分を、
自らの体内に求めなければならない。
つまり、常に、
「自分の身体の中心が、どのような方向性で大地(地球)に力を加えているか?」
または、「どのように加えるべきなのか?」
という、「中心感覚」「軸感覚」である。


まあ、この辺りの話は難しいのでねぇ。
考えすぎると、ますます分からなくなる。
最後は、感性の部分。


分かる人には、分かる。
分からない人には、永遠に分からない。