今日は、コンバインド(ノルディック複合)の選手のトレーニング指導を。
この選手はジャンプはまあまあなのだが、
(先週、白馬で行われた記録会ではジャンプでトップ。
しかしその後、ジャンプでのアドバンテージを生かせず、
7人に抜かれ、結局8位。)
ランが弱いので、その辺りを重点的に。
と言っても、単にヒイヒイ言わせれば良いというものでも無いので、
本人が風邪気味という事もあり、
この日のメインテーマは、「身体の中心感覚」。
本当は、時期的には少し持久力を追い込みたかったのだが、仕方がない。
風邪は、一旦引いてしまうと、
たとえ症状は治まっても、体内の状態が平常状態に完全に戻るのに1ヶ月は掛かる。
持久系選手がこの10〜11月に風邪を引くのは、極力避けなければならない。
さて、「中心感覚」の話に戻るが、
イメージ的には、陸上の棒高跳びを思う浮かべてもらうと良いだろうか?
棒高跳びは、もちろん私もやったことは無いが、
地球に(出来れば中心に向って)対して、
最終的には(途中、しなりはするが)まっすぐな圧を加えたいはずである。
あれは用具を使うから、そのようになるのであって、
自分の身体を用いる競技は、その棒に相当する部分を、
自らの体内に求めなければならない。
つまり、常に、
「自分の身体の中心が、どのような方向性で大地(地球)に力を加えているか?」
または、「どのように加えるべきなのか?」
という、「中心感覚」「軸感覚」である。
まあ、この辺りの話は難しいのでねぇ。
考えすぎると、ますます分からなくなる。
最後は、感性の部分。
分かる人には、分かる。
分からない人には、永遠に分からない。
コメント一覧 (2)
-
- 2005年04月25日 00:27
- 勘弁してくださいよ〜。彦ちゃん。
五輪選手がこんなとこにコメントしちゃだめよ。
それに「先生」はやめて頂戴!
長くなるから。返信はメールにしまっか。
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このブログを拝見していたら見入ってしまいました。
プリントアウトしてじっくり読まさせていただきます。
「中心感覚」「軸感覚」は聞き慣れない言葉かもしれません。
これは万物に対しても軸は必ず存在すると思いますし、
スポーツに関して特に重要なことだと思います。
しかし、なかなか自分の中心感覚を意識しようと思っても簡単なことではないですよね?
実は僕もなかなかつかめないんです。。。
頭の中では分かっているんですが、意識したとおりに重心が定まらない。
意識の仕方が間違っているのかも。
相談ですが、
普段のトレーニングでバランスボールやバランスディスクなど、
用具を使わずして常に軸が意識できるオススメなトレーニンング方法あるでしょうか?
よろしくお願いします。