e33630af.jpg昨日は、地震後初めて、チームNISMOを訪問。



GTシリーズも他のスポーツイベント同様、
延期になり、スタートはGWになる。

およそ一ヶ月近く後送りになるので、
その後のスケジュールにも全てしわ寄せが来ることになる。


今のところ、レース数は変更はない予定だが、
途中途中に行う予定のマシンやタイヤのテストが出来ない事になり、
ぶっつけ本番でレースに臨む場面も生ずる。




写真は、構内にあった立ち入り禁止テープを撮ったもの。


ここ、築50年ほどらしく、
館内には全く損傷もなく、よくぞ壊れなかったと思ったら、
一部、上から割れたガラスが落ちて来たそうで。





しかし被災地は、未だ強い余震の心配に苛まれて。



我々に出来る事は義援金を送ることと、
通常の生活に早く戻し、通常の経済活動を営み、
被災地への支援が出来る様な態勢の「自分」で居る事だが、
前のエントリーでも書いた通り、
震災前、元々不景気だった日本。


通常の状況でも、復活が難しかったのに加え、更にこの状況。


そうは簡単にいかないのは理解はしているが、
自分も肝に銘じている。




「価値観」を変える必要がある。






例えば、

「学校を卒業したら、就職する」

が、正しく無いかも知れない。




或いは、


「家を買う」

「日本に生涯居続ける」



何より、

「何のかんの言っても、最後は国が何とかしてくれる」

こと。


これこそ、最大に疑わしい。





多くの方々が今回、思い知ったと推察するが、


政治家、って、こんなにも、ここまでダメな人だったんだ…


…、と。







もちろん、
こんなこと言ってても、私だって今すぐ価値観を変えられるわけもなく、
別に日本脱出する訳でもなく、学生に「就職目指すな」とは言える訳も無い。





だが、そういう当たり前の固定観念は、
先ずは一度、否定から入らないといかんな〜、と考えているという、一つの表現で。



そもそも、

3.11の地震は、我が居住地は震度5強だったが、
揺れの最初は

「あ、いつもの地震か」

と思ったが、徐々に揺れが強くなるに従って、


「あれ?いつものとは違う…かな?いや、でもそんな事は…」



と、未経験の事に対処できない自分と、
またそれを認めたくない自分と、
でも認めないとエライ事になる、という危機管理に特化した自分と。





つまり、

揺れも生涯未経験だった事に対する心の葛藤と、
これから日本に起きる事柄が、同じ様な事になるのだろう、と。




起きている、または起きようとしている現実と、
それを受け入れなきゃならない自分と、でも実は認めたく無い自分と…





だが、早く認めないと、
対処が遅れる……という事か。



でも、自分も所詮は小市民だから、
理屈は分かっても、実際は…