随分前に、
アスリートのパフォーマンスを考える場合、
「安定した状態」と「不安定な状態」の、
わずかな境目のところに真の「パフォーマンスが高い安定した状態」があると書いた。


言い換えると、
倒れてはならないが、一見安定しているように見えるのは、固まっていり状態なので、効率の良い動きに繋がりにくい、ていうことで、
言わば「倒れる寸前」。
果物で言うと「腐る寸前」。
ジャッキーチェンの映画で言えば「酔拳」の中にこそ極意がある、
ということになる。



サラリーマンの聖地、「新橋」についてだが、
私も仕事で頻繁に訪れるが、
あれだけ会社に対して鬱積したものが渦巻き
夜にはあちこちの酒場で不満やグチが放出されていても、、
新宿や池袋とは明らかに質的に違う。



それは、酔っ払って、クダを巻いて、
ドーしよーもない奴が意外にもいないことである。
路上で寝入るような輩は、まず見かけない。
(少ない)




新宿や池袋、ヘタをすると赤坂あたりでも、
路上で寝込んでいるサラリーマン風の男を目にすることがある。
つまり、あの辺は「不安定の極み」まで行ってしまってる街、と言える。



そう、新橋はサラリーマンの聖地と言われながら、
いかにも不満が鬱積していそうだが、
実はそこまで崩れていない。
かと言って、千鳥足のオヤジたちはそこら辺に溢れている。



考えようによっては、
まさに「安定と不安定の境目」。
つまり、潜在的にはパフォーマンスが高い街なのかも知れない、
な〜んて思ってしまうのである。


あくまで、アタシの個人的理論による見解であるが…


科学的には証明しようがないですな。



でも、サラリーマンの不満が渦巻く街と認識されている場所が、
実は潜在的パフォーマンスが高い街だとしたら、
結構、面白い話だと思いまして…