妙に自信満々な若者に会うことがある。
恐らく自分なりに思考し、努力していることは推察出来るので、それを非難はしないが、
一歩間違えてしまうと、自分の成長を妨げてしまうことになる。


春のクールでフジテレビで放映されたドラマ「医龍」。
その中で、印象的なセリフがあった。



優秀な外科医の条件は「臆病であること」。
それと、それを認められる「強さを持っていること」。



自分がそうだ、などと偉そうに言うつもりはないが、
私はいまだに自分に自信がない。
患者さんやクライアントの方が読んだら誤解されるかも知れないが、
いまだに「これで良いのか?」「本当に最適な方法か?」
と、迷う日々である。


確かに、「自分に自信を持つことが大事」というのは、
それは最終的にクライアントなどに何かを施す直前ではそうだが、
普段は常に迷っている。
自信もこれっぽっちも持っていない。


だからこそ、自信満々の若者を見ると、
純粋に、うらやましい。



だが、迷いが無いのも怖いもの。


迷うから、まっさらな気持ちで人の話を聞ける。
臆病だからこそ、全ての人から何かを学ぼうとする気持ちを持つことが出来て、
向上したいと思う気持ちを維持出来る。


その反面、自信のないトレーナーや治療家に身体を託そうとするクライアントなどいるわけもない。


自分にとっては、永遠のジレンマ。


以前に、「自分以外はすべて自分に対する教師」というエントリーを書いたが、
自信を持つ中にも、多重人格的に「臆病」な自分も住まわせておきたいもの。


説教するつもりは毛頭ないが、
若い人にもその気持ちと、「すがすがしい謙虚さ」を持って歩んで行ってほしい、


…と思うのであった。