今日の午後、空路で札幌入りしたが、
今日も羽田でよく見る光景に出くわした。
以前に空港でのボディチェックに関するエントリーでも書いたが、
今日も初老のビジネスマン風の方が止められて、
それに対して少々お怒りのご様子であった。
何度も荷物を検査機に通され、
バッグの中身をチェックされ、
パソコンを出され、
再度「搭乗券を拝見」と言われ、「何回見せるんだ!」とご立腹。


私もこのような事が何度かあり、ちょっと怒った事がある。
飛行機は機内で何かあったら、
即、他の乗客の生命に関わるし、
刃物なども、小さいハサミなら大丈夫とは思っても、
検査機で刃渡りまで判別するのは無理だし、
悪い奴らは何をしでかすか分からないから、
万が一を考え持込禁止にするのも分からなくは無い。
彼らは仕事でやっているんだし、職務に忠実と言うのも理解出来る。
しかし…。


「仕事だから仕方が無い」
「生命保護の観点から仕方が無い」
では済まされないほど、態度の悪い係員がいるのも事実だ。
十分事情は分かるが、もう少しサービスマインドを持ってもらいたいのだ。
この男性に「何回搭乗券を見せるんだ!」と言われても、無言。
荷物を開けさせる時も、視線も合わせず、事務的。
「俺たちは、お前達の安全の為にやってんだ。文句云ってんじゃねぇよ、バカ。」
と言わんばかりの態度の人間もいるのだ。


あなた方が悪い訳では無いことは分かっているが、
こちらも人間だから、「何だよ〜っ」という気持ちも察して欲しい。
一言「すいませんねぇ〜」で気が和らぐ事もあるのだ。


その仕事の目的は何か?
「飛行上のリスクを事前に排除し、乗客の安全を確保する。」
その為には、相手は物ではなく人間なのだから、
やはりある程度、こちらの気持ちも尊重して欲しい。
一言加えるのに、コストは掛からないだろう。
そればかりか、時間短縮に繋がり、広い意味ではコスト削減になるはずだ。
「気持ち良く協力をしてもらう」事で職務を円滑に進められるのだから、これも仕事の一部だ。


もちろん、我々の想像を絶するとんでもない輩も、日々いるのだろう。
苦労も想像は出来る。
何度も言うが、皆さんの大変さも我々は十分理解しているんですからね。