私は、あまり本を人に薦めることはしないのだが、
これは知人(患者さん)に薦められて読んでみて、
かなり衝撃を受けたので、当blogで紹介してみることにした。

元・中学教師で現・天理大学人間科学部講師の原田隆史氏著の
<img“カリスマ体育教師の常勝教育”である。





いわゆる「教育論」なのだが、ただの教育書ではない。
著者は20年に渡って中学の体育教師として指導に当たって来たが、
いずれの学校でも、教育現場の「荒れ」を経験したそうだ。
そして最後の赴任先となったのが、大阪市の松虫中学校。
ここは今までの中でも最高の荒れ具合で、非行の温床。
カバンからナイフを出されたこともあったらしい。


特筆すべきは、その状況を打破するために、
手段としたのは「陸上競技」の指導に力を入れた事。
しかし、その導入の仕方が普通の教師と少し違う。
そしてその後、ごく普通のこの中学校を陸上競技で全国優勝に導き、
のちに「松虫の奇跡」と言わしめた。
(まるで“スクールウォーズ”)


また、その時の学校体制、仕組みづくりの考え方のベースにしたのが、
「ビジネス」の考え方。
「顧客創造」「異業種に学ぶ」「差別化」…。
その上で、最も重視した「態度教育」という概念。


いまや、その成功が逆にビジネス界に注目され、
「ユニクロ」のファーストリテイィングや、「和民」のワタミフードサービスにおいて
人事教育コンサルタントとしても活躍している。
教育のプロが、逆にビジネス界からそのノウハウを求められているのだ。


全て書いてしまったら、本を読む意味も無いし、
とても書き切れないので、興味のある方にはぜひお薦めしたい。
様々な職業の方に、参考になるものだと思う。
私も、指導や患者さんへの施術など、参考になる事が多い。
逆に自分が無意識にとっている行動もあり、
「あ、あれは結果としてこういう効果があったか!」
と改めて自分を見直す機会になった。


読んでみて私が感じたのは、
「やり切る」ことの重要性と難しさ。
そして、職種に関係なく「マネジメント」「心」の大切さだ。


この本の内容については、
また題材にしてみたいと思う。