日テレ人事部が慌てたフジ「中途採用」 - livedoor ニュースより。


汐留タワー31階にある日本テレビ人事部が蜂の巣をつついたような騒ぎになっている。騒動の始まりは、今年8月に募集があったフジテレビの中途採用だ。

「この呼び掛けに日本テレビから50人近くが応募したのです。いずれも30代から40代の即戦力ばかり。その中から1人の内定が決まった」(日テレ関係者)

 フジテレビといえば、年間視聴率3冠王を日テレから奪還するのは確実で、今や飛ぶ鳥を落とす勢い。対する日テレは「沈み行く船」状態で、日テレ人事部の嘆きは当然だが、フジに内定したのが微妙な立場の人物だっただけに、人事部の思いは複雑なのだ。

「情報番組『汐留スタイル』のディレクターをしているK氏です。彼はもともとドラマ畑の人間で、最近でいえば、小林聡美や浅丘ルリ子が出演した『すいか』のプロデューサーをやっていた。ところが、視聴率が取れず、情報番組に異動させられていた」(業界事情通)

 これで終われば、K氏の内定も「ただの移籍」で済んだのだが、実は「すいか」の評価が番組終了後からプロの間でうなぎ上り。向田邦子賞やギャラクシー賞などを受賞したから、日テレ側の慌てぶりもムベなるかなだ。

「業界では“テレビの人間は使えるまでに10年はかかる”といわれています。当然、日テレはK氏に対して必死の慰留工作に努めたが、徒労に終わった。脂の乗りきった中堅に辞められた上、“日テレは見る目がなかった”といわれかねないから厄介です」(前出関係者)

 上層部のヤキモキをそっちのけで、若手社員は、「K氏に続け」とばかり、TBS、テレビ朝日の中途採用に目を光らせているという。
(日刊ゲンダイ)




私、この手の話が大好き。
個人の動きに、大きな組織が翻弄され、右往左往するさま。
“組織”とは、“組織”という形がある訳ではなく、
あくまでも“人材”の集合体だ。
“人”さえ居れば、仕事は成り立つ。
“人”を軽んじる組織に、未来は無い。


先駆者に、単に“続け”と言うのはあまり好きではないが、
我と思わんものは、どんどんチャレンジすれば良い。
「育ててもらった恩義が…」などと言う者も居るが、
一つか二つ、結果を残していれば、十分お返しは出来たはず。
過ぎた義理立てをしたところで、誰もそれを評価してくれないし、
会社は最後まで“個人”の面倒を見てくれる訳では無い。


Kさん。フジTVで良い仕事して下さい。
でも、“フジTV”も組織であることを、お忘れなく。


それにしても、TV業界でも「中途採用」ってやってんだ。
どこも“人材教育費”、節約したいんだな…。